2009年9月、ヒコみづのジュエリーカレッジで開催された「三校合同展」で木目金ワークショップを行いました。三校合同展とは、ヒコみづのジュエリーカレッジ、ミュンヘン国立造形美術大学、ロンドン王立美術大学の三校が各都市持ち回りで4年に1度行う展示会です。コンテンポラリージュエリー作家として世界的に有名なクンツリ教授、ロンドン王立美術大学からハンス・ストファー教授、ミュンヘンで活躍されている日本人作家、鎌田治朗氏、また多国籍な学生さん10数名を前に、アットホームな雰囲気の中、木目金研究所所蔵の木目金骨董品を観覧しながら、日本独自の伝統金属技術についてお話させて頂きました。当日のワークショップの主な内容は以下のとおりです。
- 木目金について
- 木目金の歴史
- 木目金の作り方
- 木目金研究所 所蔵作品 観覧
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左図:和室の落ち着いた雰囲気の元、研究所所蔵の木目金、倶利刀装具、木目金工芸品を観覧しました。
©日本杢目金研究所2009
右図:左から、髙橋正樹(日本杢目金研究所代表理事)、オットー・クンツリ教授(ミュンヘン国立造形美術大学)、ハンス・ストファー教授(ロンドン王立美術大学) ©日本杢目金研究所2009
ワークショップ受講者の声
ワークショップに参加された方々の声の一部をご紹介いたします。
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(訳1) 髙橋正樹様 貴重な作品を見るだけではなく、実際に触らせて頂き、説明も頂いてありがとうございました。私の作品はこのような技法を使用していませんが、作品をお見せ頂いてとても感謝しています。本当にありがとう。
(訳2) たくさんの種類の木目金作品をお持ち頂いて、ありがとうございました。私はとりわけ小さなポットが気に入りました。以前一度、木目金制作に挑戦したことがあるのですが、とても難しい技法でした。すごく関心しました。どうもありがとう!
(訳3) 作品を手に取ることが出来、大変光栄でした。現代に活きる木目金、漆から金属工芸への発展についてのお話はとても興味深く、勉強になりました。ありがとうございます。
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