GURIBORI FUCHI: グリ彫り縁
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 銘 高橋興次(花押)
GURIBORI TSUBA : グリ彫り鐔 無銘
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 無銘
MOKUMEGANE BASHIN : 木目金 馬針
GURIBORI TSUBA : グリ彫り鐔 無銘
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 銘 武州川越住 恒忠
GURIBORI TSUBA : グリ彫り鐔 無銘
GURI KOUGOU : (屈輪)香合
GURIBORI KAWARAGANE: グリ彫り 瓦金
MOKUMEGANE WARIKOUGAI : 割笄
MOKUMEGANE FUCHI : 木目金 縁
MOKUMEGANE TSUBA : 木目金鐔 銘 武州川越住 恒忠作
KISERU : 煙管
KISERU : 煙管
こちらは木目金を市松模様に切嵌めした馬針でございます。
馬針は、長く走った馬の脚部に刺してうっ血を抜き、
馬のコンディションを保つための道具でした。
後に形骸化していき、装飾的な意味合いが
強くなっていった道具ですが、
そこに木目の模様が使われるのは、
道具の意味が変化し、技術が広く使われるようになった
背景をあらわしているようにも見えます。
江戸時代後期 金、赤銅、素銅
L135.0mm 9.8g
Bashin with design 0f woodgrain pattern.
on checkerwork.
Late Edo period
Gold,shakudo , pure copper
こちらは木目金の鐔でございます。
銘から、幕末に川越の鐔工による
作品と思われます。丸い木目の模様が
大胆に出ており、男性的な作品と言えるでしょう。
広くどっしりした印象の楕円の形の中に、
木目の模様がすっと広がっていて、
それでいながらどこか透明感のある印象です。
江戸時代後期 赤銅、銅
H69.3×W62.0×T6.0mm 139.2g
Tsuba with designed of woodgrain pattern
Signed: "Made by Tsunetada, a resident of Kawagoe, Musashi province"
Late Edo period
Shakudo, Copper
こちらはグリ彫りの鐔でございます。
グリ彫りの菊花型の鐔です。
不思議な事に、この形の鐔は、金属の積層枚数
が15枚合わせと、通常のぐり彫りよりも多い傾向にあります。
理由はわかっていませんが、そこには当時の職人の、
技巧的な、もしくは精神的な理由が刻まれているのでしょう。
そのような事実があると、菊花型の鐔と、グリ彫りの彫りの中に、
もう一つ、歴史や時代、職人を感じさせる魅力が
鐔を覆っているようにも感じられます。
江戸時代中後期 赤銅、銅
H67.2×W63.5×T4.4mm 89.2g
Tsuba with designed of guri scrolls
Unsigned
Mid-to-late Edo period
Shakudo, Copper
こちらは木目金の縁でございます。
一般的な木目金の縁といってもよい作品です。
赤銅と銅の模様が本物の木目のように
広がっています。
一般的といっても美しさに遜色なく、
刀を握る場所と、鐔の間にある
縁も、その存在感をやんわりと
見せてくれるでしょう。
木の歴史ともいえる木目。
その美しさを映し出す木目金。
古の技法が、歴史を映し出してくれます。
江戸時代中後期 赤銅、銅
H34.7×W20.0×T8.9mm 16.4g
Fuchi with designed of woodgrain pattern.Unsigned.
Mid-to-late Edo period
Shakudo, Copper
こちらは木目金の鐔でございます。
水の輪がところどころに見られ、
赤銅と銅のコントラストが映える、
流れるような、それでいて力強い
木目の模様です。
形もシンプルで丸い中に、
不思議な木目の模様は、
技術が景色へ移ろう様を、
十二分に表現していると思います。
江戸時代後期 赤銅、銅
H69.3×W62.0×T6.0mm 139.2g
Tsuba with designed of woodgrain pattern
Signed: "Made by Tsunetada, a resident of Kawagoe, Musashi province"
Late Edo period
Shakudo, Copper