グリ彫り合口拵(あいくちごしらえ)
江戸時代中後期
【 寸法(mm)】- 縁頭、栗形:銀、赤銅、銅 L 450
- 【 年代 】
- 江戸時代中後期
- 珍しいグリ彫りの合口拵(あいくちごしらえ)。赤銅と銅の積層の表面に銀張りが施してあります。
江戸時代に流行した異国趣味と日本の伝統技術を折衷して表現された様式美が、不思議な魅力を醸し出しています。
- 柄(つか):刀剣を持つための部分
- 縁(ふち):柄の縁にある金具
- 頭(かしら):柄の先端の位置にある金具
- 目貫(めぬき):目釘の頭部の装飾化された部分。すべり止めの役目も果たす
- 鐔(つば):刀身と柄の間に装着されている部分で、柄を握る拳を防護するもの
- 栗形(くりかた):鞘口近くにつけ、下緒を通す金具
- 鐺(こじり):鞘の先端にはめる飾り金具
- 笄(こうがい):刀の鞘にさしておく、髪をかき上げるのに使った箸に似た道具
- 小柄(こづか):刀の鞘にさしておく小刀の柄、また、その小刀
- 瓦金(かわらがね):小柄の刀を収める部分についている金具
- 鯉口(こいぐち):鞘の入口の部分
- 下緒(さげお):刀を帯に巻くためのひも